週末ご自愛カレーのすすめ #今日のご自愛
「結婚してから一度も積極的にカレーを作ったことがない」というと驚かれる。
特に市販のルーを使ったカレーは私の中で「手抜き料理の最高峰」だからだ。
新婚の私がそんなもの作るわけにはいかないと思ってきた。
実家の母親は何かにつけてカレーを作った気がする。
「今日はカレー♪」と言いながらカレーの定番すぎる具材を炒めて水とルーを入れて煮て、
「できたー♪」と言いながら、あとはお好きにどうぞとばかりにPCでゲームをする姿を見てカレーが好きではなくなった。
「もっと愛情をこめてほしい」などと言えば今はたたかれるだろう。
結婚して日々の献立に悩む身になり母親の気持ちも少しわかってきた。
母親は3人を育ててもう疲れていたようだ。
そのカレーは普通においしいのだけど、そんな母親を見たり、特に万年ダイエッターを自覚してからは、ルーの油っぽさとご飯とのセットも苦痛だった。
そんな私が週末にカレーを作ることを薦めたい。
なんでこんなことになったのかというと、「油っぽくないルー」に出会ったからだ。
そう、「カレースパイス」である。
夏季休暇を持て余して近所のカフェでだらだらしていた時にハーブティの店頭販売のお姉さんが紹介してくれた。
アロマリズム
https://www.aroma-rhythm.jp/index.html
メインのハーブティではなく自家製のハーブソルトとカレースパイスを購入。
ラインでカレーの作り方も教えてもらった。
以下、ラインで教えてもらったレシピをざっくり。
①サラダ油をひいたフライパンで玉ねぎのみじん切りとと生姜1かけとにんにく1かけを炒める。
②カレー粉大さじ1.5を混ぜる。
③白ワイン:水=2:3で好きなくらい入れて、カットトマト1パック、甜菜糖や蜂蜜などの甘味を大さじ1、塩少々を加えて煮立たせる。
④好きな肉や野菜を加えて煮込む。
⑤最後にカレー粉大さじ半分を加えて一煮立ちさせる。
一晩寝かせて翌日食べるとより美味しいそうです。
この一連のプロセスがなんというか私にとっては「整える」とか「ご自愛する」に近いものでした。
「ご自愛する」というワードを自分に向けて使うことを教えてくれたのはこちらのnote。
Twitterでたまたま流れてきたのだけどなるほどとてもしっくりきた。
川に流れていた「しっくり」をたまたま拾った気分。
#今日のご自愛 で検索すると、たくさんの人が美味しいものを食べたり、カフェに行ったりして「ご自愛」してることがわかる。
私にとっては週末にカレーを作ることが「ご自愛」のひとつだ。
金曜日か土曜日の夜に外へ飲みに行かずに翌日の朝とお昼ごはん用にカレーを作る生活。
別にカレーじゃなくてもいいんだと思う。
とにかく食べるまでに少し時間のかかるものをその食べる瞬間を想いやって作ること。
日々時間に追われて、全てを「作業」と認識しつつ作る朝ごはん、夕ごはんとは思い入れが全然ちがう。
私にとって、手抜きの王道だったカレーが特別なメニューに生まれ変わった瞬間だった。
このルーを販売しているお店には普段は早々行かれないので、次回の店頭販売が楽しみ。
Amazonでよく売れてるらしいGABANのカレー粉ミックスも買ってみようかなあ。