子育ては人生の暇つぶし、とは言わないが既婚子無し人生はだいぶ暇だ
結婚して1年強が経ち、さて子どもがいてもいいねという話になった。
あれから1年。私はまだ妊娠をしないままだ。
妊活を始めて3か月が経ったころ「案外妊娠しないもんだな??」と思い、近くの不妊治療外来でホルモン検査(採血)を受けた。
結果は、甲状腺の値が基準値より高く、要治療(服薬)ということと卵子の数が同世代の平均値よりもかなり少なく、40歳代相当だということだった。
ショックだった。妊娠しようとしなければ基本的には健康体なのに。
もっと早く病院に来ていれば。付き合いたての頃か。結婚したての頃か。低用量ピルを飲んで満足している場合ではなかった。
もしも低用量ピルを飲んでいなかったら?ぞっとする。
私の卵子はとうに底をついていたかもしれない。
それからは3か月に1回の甲状腺科への通院と各種検査を始めることにした。
コロナ禍をしのぎつつ、半年かけて検査を終えた。
夫の精液検査等も異常はなく、タイミング法へ入ることにした。
しかしそもそも卵子の数が少ないためのんびりしている暇はないと言われた。
怖くなった私は翌月から人工授精にトライすることにした。
2回やったが、2回とも生理が来た。
3,4回やってだめなら体外受精に進んだ方がいいと言われている。
いろんな栄養サプリも飲んでいる。骨盤整体も通い始めた。
何をやっても体外受精の費用には遠く及ばない。
某競技への熱は、コロナ禍による自粛で冷めてしまった。
というか「大会に出るから練習に行く」のであって、
競技自体が楽しいからとか、
メンバーに会ってわいわいしたいから、
という理由ではなかったということがはっきりした。
大会が全て中止になったからだ。
練習をさぼることに罪悪感を感じなくなってしまうと土日は暇だ。
今まで自分に「これは暇つぶしだからいつ辞めても惜しくないのだ」と言い聞かせていたら現実のものとなってしまった。
そしてカルチャーセンターの金継教室に通い始めてしまったり。
私以外はおばさん以上の年齢だ。
週末は病院通いで忙しいなんてことにもほぼならなかった。
不妊治療というのは生理周期に則って行うので、土曜日に通院イベントが起こる方が稀なのである。
今日も朝起きて大量の錠剤を口に放り込む。
平日17時の診察予約をgetして16:15にダッシュで職場を出る。
毎日酒飲んで暮らしてやろうか。