念願の自己表現方法を見つけた話がしたい
夫にくっついて何をやっても満たされた気持ちがしなかったここ数年。
首を突っ込んでは、先が見えてきて飽きてやめることを繰り返してきた。
私が欲しい答えはいつも父親が与えてくれるらしい。
それは「修士/博士レベルの作文能力習得のための特許/実用新案取得」にだった。
なるほどこれは私がずっと求めていた完璧な知的outputだった。
(仕事を黙って頑張ればいいのでは)
父から原案をもらい、先行事例を調べたり、3DCADソフトをDLしてみたり、特許取得について書かれた入門書を借りて読んでみたりと、最初の1週間は楽しく過ごした。
が、コロナ禍が半年続けば同じことを考える人は当然いるもので、すでに同様の製品を開発、クラファンで資金調達をしている大学・民間企業のグループを発見してしまった。
その週末に父親とオンラインで打ち合わせ。
父親も1つ案があるらしく、段ボールで試作品を作り楽しそうだったが、打ち合わせ中に適当に画像検索をしていたら、父親の原案の先行事例も発見してしまった。
意気消沈する親子。
現在は先行事例が特許を取得済みかどうかを弁理士に確認中だ。